普段あんまり本は読まないけど、気が向いたので今月2冊目を読んだ。
オタクの息子に悩んでます(岡田斗司夫)
この本には驚いた。というか、本っていいもんだと思った。もっと読もう。
内容は朝日新聞でやってる人生相談のこと。
そこで相談を受けてから、その回答に至るまでの経緯が書いてあった。
相談と回答だけ見てると著者がとてつもなくよい人というか、いい回答するなーで終わるんだけど、相談の分析からその背景の考察やらいろいろやり方を示されるとその深さに驚いた。よくまあ顔も知らない他人の相談に、仕事といえどもここまで深く考えることができるなと。
相談者が悩みまくった末に、たぶん何年も経ってから「ああ、あの時はこうだったんだな」と気が付くかもしれないようなことを、著者は1ヶ月くらいで回答しちゃってる。そしてこの本では、その回答の作り方が、丁寧に解説されてると。
この本を一冊しっかり読み込んで自分のものにできれば、人から相談うけてご飯が食べられるんじゃないか。
とりあえず、男が何か相談されたら、すぐ結論を出したがるっていうのは同意。どっか他の所でも聞いたことあるような気がする。自分も多分、相談を受けたらすぐ結論やら対応策やら出したがってると思う。
相談を持ちかけられたとき、まずは「相手と同じ温度の風呂に入る」ことができたらかっこいいなあ。